Archive for 9月, 2014

設計事務所で建てる時の設計管理契約と基本設計

9月 23rd, 2014

建築事務所で建てる場合は、設計管理契約を設計事務所と、工事請負契約を工務店と結ぶので、建築家は施工者から独立して施主の側に立って設計し、公正な管理が行えます。ただし工務店から紹介された設計事務所は、工務店の下請けですので、施工者から独立した厳密な管理は難しくなります。

設計管理契約を結ぶタイミングは、初めに結ぶ場合と、プラン提示後に結ぶ場合があります。
プランの提示が後の場合、納得いくまで建築家と話し、この建築家となら良い家ができるという確信がもててから契約を結びましょう。プラン提示後の契約の場合、イメージはつかめますが、建築家の注文住宅は時間をかけたコミュニケーションの中で練り上げるので、最初のプランには大きな意味がありません。
建築費は、建築家は建築費を算出せず予測なので、経験が少ないと工務店の見積もりが予算と合わないこともあり得ます。
契約の前には、設計事務所に契約書のひな形を見せてもらい、キャンセルの条件やキャンセル料など確認し、後々トラブルがないようにしましょう。設計管理量は10%が目安ですが、人気建築家やベテラン建築家は高くなります。

基本設計は、施主の要望や敷地条件をもとに、家の考え方や概要を決める設計事務所で一番大切な作業です。施主が納得するまで修正を重ねますが、施主側は家族で話し合い、要望に優先順位をつけておくのが、時間の節約になります。自分で図面を書いたり、部屋の大きさや位置を指定したりすることは、建築家の自由な発想の妨げになるので避けましょう。要望でコストが増えたら、後の見積りで調整するので、まずは要望をしっかり伝えるようにしましょう。

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地震を考えた家作り

9月 10th, 2014

東日本大震災と阪神大震災では建物に対する被害の内容が大きく異なっていました。
地震による「揺れ」による直接的な被害の大きかった阪神大震災では高速道路の橋げたが倒壊したりオフィスビルやマンションなどにも大きな被害が出たのに対し、東日本大震災では地震後の津波による被害や液状化現象、火災などによる二次災害が多く報告されました。半死んだ震災の場合では約10万5000棟の建物が全壊したといわれています。これには、阪神大震災が発生した1995年時点では1981年以前に旧建築基準法により建てられた住宅が多かったことも関係していますが、今ほど個人レベルでの災害に対する備えがなかったことも影響しています。

このことを踏まえると、地震に備える家作りをするためには、地震の揺れに対して強固な住宅にすることだけでは物足りないということがわかってきます。もちろん構造上揺れに強い家にすることは重要ではありますが、住んでいる地域の地盤や地理的な特徴などもきちんと把握し、万が一の際にどんなことが起こるのかをイメージすることも大切なのです。これから家を建てようと思っているのならば、その地域の防災情報はもちろん近くに危険な場所はないか必ずフィールドワークをしてみてください。

気をつけたいのが河川が近くにある場所や形成地で山や切り立った斜面がある場所など災害時のリスクが高い場所です。海抜が低い場所で海岸線の場合は津波の被害も想定しておきましょう。これまでに起こった災害の情報は、これから起こるかもしれない災害に備える為の重要なヒントになります。このようなデータは自治体や郷土資料館などの場所でも入手が可能です。

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